_trip 屯門で早茶('11年2月香港旅)

2日目。

友人が暮らす新界(New Territory)の
屯門(tunmen)という街で早茶を食べる日。
香港のド定番、飲茶ですが、
現地では夜に食べたりしないんだって。
週末とかなら朝から家族でレストランに行って
みんなで飲茶を食べたりするらしく
それを「早茶(ゾウチャ、かな?)」と呼ぶそうな。

現地まではバスで行った方が断然安いとのことなので
Nathan Rd.沿いのバス停から60xのバスに乗車。
10〜15分に1本ペースで出ています。
(バスを撮影することに必死になってたら
目の前で扉が閉まって乗り過ごすミスを
おかしましたが問題なしなペース。
台湾も香港もバスのおっちゃんせっかちね。てへへ。)




バスは思惑通りの2階建て、
しかもほとんど誰も乗っていなくて
2階の最前列を独り占め。
視界が高くて気分も爽快。



屯門までは片道約30分。
平日なら渋滞で1時間ほどかかるらしいけれど
この日は土曜日なので渋滞もなくすいすいと。



屯門市中心のバスターミナルに到着。
途中メールで友人に「ここまで来てるよ」メールを
送り続けていたのだけれども友人想定よりも
かなり早く着いてしまったらしく
30分ほど待ちぼうけを喰らう羽目に。
ま、いいけどね。もうぼちぼち慣れてきたよ、
アジア人の時間感覚に。30分ぐらい普通だものね。
私が遅刻したんじゃないから気が楽。

友人と合流してレストランに向かう途中、
募金活動に勤しむ女学生に遭遇。



敬虔なクリスチャンの多い香港では
若い子もこうやって教会などの活動に精力的に
参加していて、これは救世軍の募金活動、らしい。
友人も同じく熱心なクリスチャンなので迷わず募金。
私めもわずかばかり募金。
そしたら胸あたりにシールを貼ってくれた。
赤い羽的な?





目的地到着。
明星海鮮酒家は屯門市場という商業施設内に入っている。
わりとあちこちにあるチェーン店っぽかいけどどうかな。



土曜日の10時だというのにすでに満席で
ウェイトの人数もなかなかの数。
ちなみに午前中に食べる飲茶「早茶」は
昼間とかよりも値段が安いんだってさ。
だからこうやって人も多く集まるらしい。


早茶は一人でも多い方が料理が多く頼めて楽しいので
ここで友人のそのまた友人の日本人と合流。
友人Sakuraは23歳ぐらいなので
その日本人もきっと若いんだろうと思っていたら
全然違う、物静かな奥さんといった雰囲気の人だった。
その人、チエコさんは仕事の関係で香港にやって来たらしく
サクラとは教会で知り合ったらしい。
英語は話せるけど、北京語/広東語は勉強中とのことで
チエコさんとサクラは英語で会話、
私とサクラは北京語で会話、
私とチエコさんはもちろん日本で会話、と
常に通訳が必要な状態で交わらない三角トーク。

15分ぐらい待ったところで店内へ。




どわー、店内そこそこ広いのに全テーブルを埋め尽くす人。
関西人の土曜日は吉本新喜劇とお好み焼きorカレー、
香港人の土曜日は近所のレストランで早茶、
そういうことですか?

何食べたいとか考えるのも面倒くさいタイプなので
(サイテー)、 注文は全部Sakuraまかせ。
運ばれて来たのは
山竹牛肉球、蟹子焼売、水晶蝦餃、潮洲粉果など。
どれもこれもおいしいのですよ。
日本人の口に合うこの味、安心して食べられるこの味、
小さいせいろでもそれなりのボリュームなので
3人だとこの量が精一杯なのですけれど
割り勘して一人157HK$。いいわ、安いわ。
香港飯、結構高いからこれぐらいなら助かります。



ご存知の方も多いかと思いますが
広東料理を食べるときには
「洗杯」という作業をするのが習慣だそうです。

以前、上海でご飯(上海料理)を食べるときに
Sakuraが「これが中国料理の正しい食べ方」と
洗杯を実演してくれたことがあったのだけれども
上海料理にはそのような習慣はなく
必要な器も何も揃っていなくて
テーブルクロスやら灰皿やら何やらすべてが
お茶でびちょびちょになるという事件がありました。

今回、遂にご当地の広東料理を前に名誉挽回。
Sakuraによる「洗杯」のご指導、
良かったら動画でご覧いただければこれ幸いです。
がんばって日本語喋っておりますゆえ。



つづく!

(香港旅一つ前の記事はこちら

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