_trip 十分幸福('11年4月台湾旅)

台鐵の福隆(フーロン)駅に戻りまして
また別の場所へ移動するであります!







まずはこの青い電車に乗って台鐵宜蘭線を
北上(台北へ戻る方向)して三貂嶺駅まで。
もうこの風情からして抜群すぎますやろ。







ここで平溪線の乗り換え青桐
しばし待合室で待機していると
すぐに電車はやってきました。



台湾名物、ドファンシーなイラストラッピング。
これが平溪線を走る車両です。
イラストの猿ちゃんが飛ばしている、
「平安平安」と書いている四角いもの=天燈を
我らも飛ばしに行くのです。



ファンシー列車も正面の面構えは比較的真っ当。



目的地の十分駅に到着。
ちなみにこの先の平溪、菁桐でもできます。
去年、一人旅で来てたときは菁桐で飛ばしました。
(→10/05/22「とべ、天燈」



今回お世話になったのは阿媽の天燈。
阿媽(アマー)は「おばあちゃん」という意味。
文字通り、おばあちゃんとその家族が切り盛り。
「の」は本来「的」なのですけれども
略字として「の」が使われております。
台湾のみならず大陸でもこれ使うよね。



これが天燈。ちっちゃいバージョン。
空に飛ばす天燈は…



このサイズ。一つNT$100。
願い事によって色が変わります。
4面に願い事を書くのですけれども
ペンが細くて、見えるように書くのが大変。
太い筆でもあれば一瞬で終わるのに…。
ライター石橋さんがせっせと書いているのは
「家内安全」という意味の成語(四字熟語)。



書き上げたところでいよいよ天燈を飛ばすわけです。
ちなみにこの線路は平渓線のやつ。
めったと電車が通らないことをいいことに
普通にみんな進入しまくっております。
この上から天燈を飛ばす人も。



こんな彩色バージョンもありまして
実はこれは爆竹もくっついたタイプでNT$150。
一人一つ天燈をとばしたあと
店のおっちゃんが「爆竹付きもあげてみっか?」と
半ば強引にとばすことになった次第。
ただ、細いペンでまた願い事を四面書くのが面倒すぎて
小雨がぱらつく中、お願いして店の外で
大筆で書かせていただきましたよと。
もう勢いで、完全に勢いで書き上げておりましたらば
書いている内容が日本語だということもあってか
わしの周りに人が集まってきて恥ずかしかったよ。
時間なくてもはや中国語の文言を考える余裕もなかった。



油をしみ込ませた紙に点火して
天燈の中に温かい空気が充満するのを待ちます。
そろそろパンパンになってきたので
1、2、3で手を離すと…



飛びました!
爆竹の導火線にも点火!が!
爆竹には完全に引火せず不発に終わりました…
なんか…ちょびっと…縁起悪い…
日本平和、台湾平和の想いが!



爆竹は不発でしたが、天燈は順調に
遠いお空へと飛んでゆきます。

日本が平和でありますように。
台湾が平和でありますように。



周辺をちらっとだけ散策。









ロケバスのドライバーさんがアイスをおごってくれたよ。
アイスと…実はビンロウも買って来てくれました。
ビンロウとは台湾でよく目にする植物で眠気覚まし。
道ばたでよく売られております。
もちろん見たことも買ったことももちろん食べたこともなし。
全員が「これはさすがに」と敬遠しているところ
果敢に挑んだのは広告代理店のキレイ女子、リャンリャン。
彼女、ものすごく食への好奇心が強く、
食の冒険ができないわしが敬遠する料理のあれこれも
片っ端から食べてくれてものすごく頼りになるのでした。

ビンロウを食べて歯が真っ赤になったリャンリャン、
の衝撃画像はないのですが(残念!)、
なかなかやばい味だったようですぐに吐き出しておりました。

つづく!

(台湾旅一つ前の記事はこちら

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