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_diary 彼女の名前はKylie

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彼女の作るZINEを見たのは
隣部署の同僚編集者が誌面掲載用に
「これ訳してほしい」と
私のところに持ってきたのが最初だった。
テキストはすべて北京語(と思う)、
オールモノクロ、文字もイラストもオール手書きの
手作り感満載のZINEは香港で作られたものらしかった。
イラレでがちがちでかわいく組んできちんと刷られた
近ごろのおしゃれ出来すぎZINEじゃなくて
昔ながらの、中野のタコシェ(まだある?)とかに置いてそげな
いわゆるZINEなんて呼び方がなくて
ミニコミとかフリペと呼ばれていた頃から
私が好きだった趣を湛えていた。
これよこれなのよわしが求めていたのは、と思った。

当時わしもそのZINEを欲しかったけど
それは誰かの私物で買えるものではないと聞いて
とりあえず後記にあった作者の名前とブログアドレスを
メモり、以来こっそりと彼女のブログを購読していた。

先日、香港に行くことになり、
ぜひあのZINEが欲しいと思って
超拙い中国語でその旨メールを書いて送ったら
すぐにお返事が来てそこにはどこで買えるかのリストと
もしタイミングが会えば会いましょうとのお誘いがあった。
ひゃほう!
外国に行くと途端に人見知りが低下する私ゆえ
乗っからない手はなく、実際香港で彼女に会うことができた。

彼女の名前はKylie Chan(陳佳)。
陳は北京語ではChenだけど広東語ではChanになるのかな。
荒々しい筆致のZINE誌面からは想像着かない
ふんわりかわいいガールだった。
香港滞在時、全く彼女に関係ないところで
死ぬほど迷惑をかけ、お世話にもなったのですけれど
それは香港旅日記で改めて書くとして…。



わしが初めて見たのは記念すべき創刊号。
当時掲載された誌面の説明によると
「イギリスに留学中の香港人の女の子が
こんなことあったよ、こんなのが楽しいよ」と
家族や友人に伝えるために作っているZINEとある。
私がついに入手した『佳春日報』は
Kylieが友達3人と一緒にマカオを旅した記録が書かれている。
ちょうど私もマカオを一人旅したばかりだったので
内容がものすごくナウで、書いてる意味は分からないながらも
(分からんのかい!)イラストだけでも十分楽しめた。
その友達3人のうちの2人とはKylieと初対面のときに
一緒に会っているから、余計に読んでいて楽しい。




『佳◎日報』…

_diary FEIYUE(飞跃)

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FEIYUEというスニーカーのブランドがある。
もともとは上海生まれで、今はなにかどうなってか
フランスの会社となっているようだ。
なにやら某映画作品で某スターが穿いて人気に火が付いたとか。
詳しいことはよく分からないけれどもともとは
たぶん日本で言うところの月星シューズみたいな
学生御用達のスニーカーとして愛用されていたっぽい。

初めて見かけたのは迷走する中華スーパーこと
上海新天地だったと思う。
太極拳グッズ売場にそれ用のシューズとして
黒いロウカットのスニーカーが売られていた。
値段は3,980円。安い。が作りから見れば高い。
見かける度に買うかどうか迷いながら
結局買わないという選択を繰り返していた。
そしてある日、もはや上海新天地恒例とも言うべき
フロアレイアウトの大幅変更により
いつの間にか売場ごと消え去り、
以降FEIYUEスニーカーを見ることはなくなった。

それから数年。
上海に暮らす友人から送られてきた
かわいいスニーカーの画像、まさにFEIYUEだった。
聞けば上海にその専門店を発見したとのこと。
久しぶりに見たそのスニーカーは相変わらず
私好みのかわいい面構えをしていた。
値段を聞くと「50元(800円)」って、やすー!!
これなら迷うことは何もない、問題なく即買い。
日本に一時帰国するタイミングで持ち帰ってもらった。

メイドインチャイナは敬遠されがちだけれども
ド中国のアイテムを私は愛して止まない。
私の愛用する梅花の中国ジャージ然り。
私の愛用する熊猫商店の上海ジャージ然り。
私の愛用する綿入り花布コート然り。
「国貨」と呼ばれる、懐かしい中国アイテムが
かわいくて。かわいくて。かわいくて。

至極シンプルな「体育館シューズ」的レトロな趣、
ゴム部分からはみ出た接着剤、ロゴのゆるさ、
履いてみると意外に底が厚くて良い履き心地、など
愛すべき点を挙げればたくさんある。

フランスの会社になってからは
ハイテク系デザインのラインもできているようだけど
やっぱり惹かれるのはド定番なのであろうこのライン。



白のロウカット。

これを履いて三宮駅で電車を待ってたら
中国人のほろ酔いおっちゃん軍団に絡まれた。
「懐かしいの履いてるなあ。おっちゃんらも
昔それ履いてたわ」(って多分言うてた中国語で)。
50代ぐらいと思しき人々の「懐かしい」一足。



白のハイ…