_trip 台北五人行 念願の陸光小館の巻('15年5月台湾旅)

5月16號(六)

ほぼ四六時中食べてばかりなのに
夕飯時になるとそれはそれでちゃんと
お腹が空くのはなんでだろうなんでだろう。

わしがずっとずっとずっとずっと
気になっていた(けど一人だからどうしても行けなかった)
台湾料理店に行かせてもらうことになった。

店の名前は陸光小館。
第二次世界大戦後、中国本土から移ってきた
外省人が多く暮らしていた眷村(けんそん)。
ここはそんな眷村料理が食べられる食堂だ。
台湾にはあちこちに眷村があって
好, 丘がある四四南村も眷村の一つ。
そこに暮らしていた外省人たちも別の場所に移って
今は古い長屋のような建物だけが残っていて
そのレトロな趣を生かしてカフェや雑貨店になったり、
台中の彩虹眷村みたいに観光スポットになったり。
この店ももれなく、古き良きたたずまい。
料理のレベルまでは知らんけど
どうしても中に入ってみたかったのだった。

ここで台北在住の友人マエカつんと現地で合流。

店はあいにく満席、
席が空くまで外で待たせてもらうことにした。
したらばわりと強めの雨が降ってきててんやわんや。
店先の屋根の中に皆でおしくら饅頭状態にかたまって
イスを並べて待った。うん、結構な時間待った。
(わいわいしてたらあっという間ではあったけれど。)

6人座れる席が空かなければいけないので
40分は余裕で待ったように思う。
大きなテーブルがやっと一つ空き、店内へと誘われた。
テーブルにぽんと置かれたメニューはこれ。



うわーーーー、ハードル高けーーーー!!!!
オール中国語(当たり前)で写真なし、
しかも見たことのない料理ばかり、
漢字からでも想像しづらいメニューが並ぶ。
値段も分からんし。
しかし心配せずとも良いぞ皆の衆。
我らにはマエカつんという強い味方がいるのだ。
こんなとき、地元人がいると頼りになる。

だいたいどんな料理かを聞きながら
マエカつんも分からないものは店員さんに聞きながら
気が向くままにどんどんオーダー。
なにせ今日はこちとら6人いるんだ、
1人で食べられるかなどうかなとびくびくしながら
毎度注文しているいつものわしとは違うのだよ。









………旨い…。
どれも旨い。
一品として外れがない。
炒め物旨い、スープ旨い、水餃子旨い。
臭豆腐も食べたけれどもちろん旨い。



なかでもわしが個人的に一番旨かったのはこれ。
白髪ネギと燻製だか乾燥だかさせた鶏(たぶん)を
裂いたものを和えたサラダ。ニンニクたっぷり。
これがなんか凄まじく旨かった。
すべてのバランスがとても良いというかなんというか。
ドレッシングがなんなのかをめちゃくちゃ知りたい。
(ただし翌朝の起き抜けの口中のねばつきがパネェと
あまぬさんが言うてたけれど、全くその通り。)

ちなみに注文した料理は…
炒高麗菜 キャベツの炒め物
老皮嫩肉 細切り肉と干し豆腐の炒め物
水餃 水餃子
蝦仁臭腐捲 臭豆腐の春巻き揚げ
蒜苗風雞 白ネギと鶏のサラダ
土豆肉絲 千切りジャガイモの炒め物
椒麻雞柳 鶏の唐揚げ唐辛子炒め
雙醬麵 ゴマだれ入りジャージャー麺
醃篤鮮 メンマと湯葉のスープ

※日本語の料理名は適当に付けたもの





わしらが帰る頃にはお客の波も引いていた。
というか閉店が21時半とかで割と早いのだよね。
台湾の古い建物は家でも店でも
壁の色がこのミントグリーンみたいな色が多いのだけれど
なにか意味があるのだろうか。ナショナルカラーとか?
目にやさしいからいいとか? 実はおめでたい色とか?



食った食った食いまくった。
ここできよんとLは友達のライブに出かけていき
これから一緒にYOKOOさん誕生日会(詳細次回)を
しようと思ってたマエカつんも
バスの時間がやばいとのことで離脱。
てなことで賑やかな台北五人行(最後は六人)は終了。

夜はもう少しだけ続く。

つづく
※その一つ先の記事につづく

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