_mv 大张伟《我在诗里看到了你》

2017年に発表された曲と言えば
これもちゃんと書いておかなきゃね。

こんな感じの曲もちゃんと書けるんやん! となった一曲、
《我在诗里看到了你》 。
日頃から、
ラブソングは歌わない、バラードは歌わない
的なことをよく言っている彼だけれども、
今回はタイトルからしてきれいなミディアムテンポのラブソング。

MVもいつもと雰囲気が全然違っていて
かっこよさげに撮影されている。
CGの階段を上がるとか、映像映し出されたところに立つとか、
サングラスをかけて踊るとか、
「かっこ良さげ」なMVではよく見られる演出なので
(だけど衣装はvery very very very 大張偉)
もしかして冗談で「かっこ良さ」を狙っているのかとも思うのだけれど
ファンとしては、いつもと違う一面が見られるのはシンプルにうれしい。





いいよねー、すごくいいよねー。
これもすっごく好きな曲。

だけどこの曲が発表されてから
なんだか周りが騒々しい。
正直、いまだにあのときなにが起きていたのか分かっていなくて
自分の中国語力のなさがひらすら恨めしいのだけど
とにかく、とある人が微博上で
「この歌詞は自分が作った作品のパクリだ」と言い出したのだ。

大張偉ファンとしては正直、
「あー、またそれか」と。
大張偉の場合、曲を発表するごとにこういうことになる。
大張偉本人が微博上で「違う」と呟くこともあれば、
完全にスルーされることもある。
私は中国語力はもちろん、法律に関する知識もないので
真偽のほどはわからず、ただただ信じるしかないスタンス
(昔々の、明らかに、のやつはまた別ね)でいるけれども
今回がいつもと違ったのは彼のマネージメント会社が
きちんと書面を出して反論したことだった。
今まで幾度となくこういうトラブルはあったけれど
こういう厳正な対処は初めて見た気がする。



こうなったらもう、私は信じるしかない。信じたい。
(中国語が読める人はこちらをご覧ください。)

で、ほぼ同時期、
日本のニュース番組で彼の姿を見ることになった。

この曲、中国映画《钢铁飞龙之再见奥特曼
(ドラゴンフォース:さよならウルトラマン)》の
主題歌に採用されていて
大張偉は登場人物の一人「小星」の声を担当している。



中国・北京でこの映画の記者発表が開催されたのだけれど
そこに出席していたのが大張偉とウルトラマン。
このウルトラマンが「パクリ」「著作権侵害」で
日本で大きく報道されたというわけ。

私も微博上でファンによるこの日のレポを見たときに

このウルトラマン大丈夫なんかな。
円谷プロって特に版権についてうるさいのによういけたな。
てか、このウルトラマン、造形変じゃない?
ていうかこのウルトラマン、本物の人じゃない?
どういうこと?どういうこと?

と頭の中に「?」がぐるぐる回っていた。

ニュースを見るだに、
ウルトラマンの中国での使用については
限りなく黒に近いグレーっぽい
(日本以外での使用権は
タイかどこかの別の会社が持っているらしい?)けれど
もちろん日本サイドからすれば完全に「黒」なわけで。
大張偉自身はこの件については関係ないけれど
うっかり記者会見に同席していたものだから
ウルトラマンのニュースが流れるたびに
大張偉の姿を日本のテレビで見ることに。
(彼が責められているわけじゃないから今回は気が楽。)

日本人の私としては
非常に複雑な心境ではあるのだけれど…。

ちなみに、ウルトラマンは実写だと信じて疑っていなかったので
この記者会見を見て、
このしゃくれた感じのが今回のウルトラマンかと思っていたら
今回の映画はフルCGアニメーションで、
造形も我々がよく知るウルトラマンのそれだった。
ドラゴンフォースというアニメシリーズがもともとあって
ウルトラマンはゲスト出演的な扱い、なのかな。たぶんね。

予告編の動画もあったのだけれど
前半部分がさっぱり意味わからん。



こちらが中国で報道された記者会見の模様。



記者会見では大張偉が
「北京瘫(beijing tan)」と命名した
北京人がよくやる座り方(イスに浅く腰掛けて寝たような体制をとる)を
ウルトラマンにレクチャーしている。

↓これが北京瘫。大張偉のコンサートなどの演出でも
よくこれが登場する。(日本語で解説された記事発見! こちら




それが日本の報道だと、



「イスに座ったウルトラマン、なぜかぐったり」
というナレーションがついててちょっとだけわろた。
(笑ってる場合じゃないって分かってる、分かってるけどー!!
てか、ぐったりしてるわけじゃないのは前後のやりとり見れば分かるわけだし
適当なナレーション入れるのやめようよ。
今回は中国サイドの版権侵害だとしてもそれを伝える日本の報道も適当すぎる。)

それにしても、
全身ペイントで対応っていう発想がぶっ飛んでて斬新。

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